１１月１５日（木） 東京コンファレンスセンター有明にて，JBN全国大会2012が行われ，
協会代表として出席してきました。
青木会長から，今まではJBNが情報発信してきたが，これからはそれに加えて，各地域のJBN工務店や，会員団体
の情報力，人材力を地域の実情に合わせて高めていく活動を積極的にしてもらいたい。JBNは工務店や地域社会から信頼され，
必要とされる団体となることを目指すとおっしゃっておりました。
国土交通省住宅局 橋本審議官の来賓祝辞では，
JBNによって，地域の工務店が研鑽をつみ自力をつける大きな基盤ができたことは大きな成果です。
最近の住宅市場を見ると，リーマンショック以降80万戸前後で推移した。しかし，その大部分が
大手ハウスメーカーが最高益を出す一方，地域の工務店は仕事がないという悲鳴にも似た声が聞こえてきている。
国土交通省でも住宅エコポイントなどの政策を実施してきたが，大手の方々にはそれらの制度を利用いただいた一方で，
残念ながら地域の工務店には十分活用されていない状況があり危惧している。
そもそも，これらの制度は，大工・工務店さんが造る良質な住宅は，大手と引けを取らないんだ，肩を並べて勝負ができるんだ
ということを示してもらうために作った制度なのだが，実際には，大手は100％長期優良住宅で，地域工務店が作る住宅は
１割ぐらいしか需給がないというのは，本来私たちが目指した姿ではない。
そうゆう意味では，JBNがもっと大々的に活動して頂いて，100％とはいかないが，せめて5割，少なくとも3割は大工・工務店さんが
造る家は長期優良住宅になるようにレベルアップを図っていただきたい。
JBNの活動は，住宅政策で私たちが目指すところと一致をしていると思っている。皆様の活躍に大いに期待している。
以上のようなJBNに対して心強いご祝辞を頂きました。
その後は，JBN地域団体会長委嘱状伝達式等が行われ，地域により根ざした活動が行われる組織づくりが着々と
準備されていると感じました。
青森県優良住宅協会としましても，より正確な情報やレベルの高い技術を協会員の皆様に提供できるよう，
気を引き締めて活動して参りたいと思います。
以下には，全国大会の式次第，来賓名簿，JBN定款，JBNパンフレットをPDFにてご紹介します。
