標記の通り,昨年に引き続き青森県優良住宅協会 青森型優良住宅 「未来tunagu家」が国土交通省から採択をされました!
昨年と大きく異なる点は,補助金の額が最大120万円から100万円になりました。これは,林野庁の木材利用ポイントとの併用が可能になるためです。
この事業は地域の工務店(年間棟数50戸以下の建設事業者→大手のビルダーは参加できません)が,長期優良住宅,なおかつその地域や風土に即したルールを設定しそのルールに従い住宅を建設した際に国交省から補助金が交付されるものです。
※長期優良住宅とは…
住宅を長持ちさせ,次世代への継承や環境負荷の軽減を目指しています。認定を受けるには,9つの性能項目に基づく基準を満たさなければなりません。ここでは新築だけでなく,点検・補修の計画・実施と記録が義務付けられることもポイントです。
9つの性能項目とは,
①劣化対策
②耐震性
③維持管理・更新の容易性
④可変性
⑤バリアフリー性
⑥省エネルギー性
⑦居住環境
⑧住戸面積
⑨維持保全計画 です。
長期優良住宅を建設するだけでも,上記の項目について,国のお墨付きを得た住宅を建設できることになります。
…が,そのほかにも長期優良住宅には様々なお得な制度があります。
①住宅ローン減税の最大控除額の拡充
②ローン利用せず,自己資金で住宅を取得した人に対する「所得税 投資型減税」。
(今年度は長期優良住宅のみ適用されます。)
③住宅金融支援機構の固定金利住宅ローン「フラット35S(金利Aプラン)」の金利引 下げ
また,長期優良住宅は建設してから引き渡し,また現在までその住宅に関する情報を管理する義務があるため,その情報を蓄積していくことになります。そのため,もしその住宅を手放さなくてはならなくなった時でも,一般の住宅に比べて買い手が付きやすく,さらにより高く売却できると言われています。
(中古の自動車を買う時でも,その車の年式,走行距離,メンテナンスの履歴,事故歴などきちんと明示されていた方が,安心できますよね。逆に何にもわからない車は怖くて買えません…)
ただ,やはり長期優良住宅仕様にするには,通常の仕様に比べるとコストは上がります。耐震性や省エネルギー性アップのための資材・工事費や,長期優良住宅の申請代金等がかかります。
長期優良住宅にご興味のある方は,ぜひお問い合わせください。